海外オケスタレポートその1

元生徒が海外留学してそのまま生活していたりしているのですが

私のオケスタラボや仙台ヴァイオリンセミナーの様子を読んでくれている子もいたりして

あちらの事情をメールしてくれました


これから何回かに渡って載せていきたいと思います!

日本の音大も10年後には変わる兆しが欲しいのです!!


まずトップバッターは鳥取県出身の渚ちゃんです

経歴はこちら


愛知県芸卒。Stuttgart音大でディプロムを取得した後に、Graz音大、室内楽科 大学院を中退。
リューベック歌劇場の研修生を経て、東ドイツ、ノイブランデンブルクフィルハーモニーの正式団員。その後、ハーゲン歌劇場に移籍する。




先生のブログ、ちょくちょく思い出しては読んでいます。

それで、先生の激アツセミナーの記事を拝読して、メールを書いています。

私は日本ではオケを目指したことがないのですが、有紀子先生の書いている感じだと、日本の音大は少し遅れていそうですね。


まず、ドイツの音大には、ソロを教えてくれる先生の他に、オケスタだけを教えてくれる先生がいつもいることが多いです。それは、ソロの立派な先生たちは、オケの経験がないことも多いし、それから、有紀子先生のおっしゃる通り、オケスタは別の準備が必要だからです。だから、学生は週に1度、ソロのレッスン。週に1度、オケスタの先生のレッスン。それから付け加えると、週に1度はコレペティともレッスンを持てます。


今は少し、勉強のシステムも変わったけれど、たいていは卒業試験が2回あって、1回はオーケストラ受験の内容、もう1回はリサイタルです。


管楽器は特に、オーケストラに受かることを目標にしているクラスが多く(それで、先生たちの評判が決まっている)、弦楽器は、まちまちです。弦楽器の学生はコンクールを目指している人、とりあえず上手くなることを目指していて、最終段階で、オケにちゃちゃっと入るような気もします。


もちろん、そうとは言えども、前述の通り、学校で習って、試験まであるので、真っ白から始まらないし、ドイツ特有の、オーケストラ研修生、オーケストラアカデミーからみんな入っていくので(オケに、この研修生やアカデミーをしないで入る人はまずない)、本当の正式団員のオーディションまでは、段階を踏んでいます。


余談ですが、このアカデミー制度はとても、今、人気です。アカデミー生は、オケ会社ではなく、外部のスポンサーによって、給料をもらいながら、オケの仕事を手伝うことができ、そして、団員からレッスンも受けられるのです。外部スポンサーは、若い子を育てる、という意義には割とお金を支出してくれ易く、オケとしても、言ってみれば、タダで優秀な助っ人が来る。アカデミー生は経験が積めるし、レッスンもタダで受けれる。と、みんなウハウハなのです。


しかし、乱立により、ドイツの現実としては、たとえばうちのチビオケでは優秀な助っ人を確保するのは難しいかな。


余談でした。


さて、強い管楽器のクラスは、毎週、発表会をしていたりします。エチュード弾く人あれば、曲を弾く人、オケスタを弾く人。とにかく、毎週。

それから、頻繁に、オーディショントレーニングをしていて、そこに、本当にオケで吹いている人に来てもらって、審査員みたいにやってもらいます。いい緊張が生まれますし、先生としては、クラスの子を知ってもらういい機会でもあります。


そして、とても書きたかったのが、メンタルトレーニングです。


管楽器の強いクラスは、メンタルトレーニングのコーチを招待して、トレーニングをしています。


ヨガのようなものや、フェルデンクライス、アレクサンダーテクニックのようなものから、

本当にメンタルトレーニングです。


私もオーディションに詰まって来た時に、オーディションに特化したメンタルトレーニングをしている人にお世話になりました。

めちゃくちゃ勉強になりました。本当に。

そのトレーナーさん以外にも、何人か、オーディションに特化した人がいて、そういう人たちが、どんどん音大にも出向いてます。とても、流行っています。


主人の同僚は前々シーズンにウィーン・フィルに移籍したのですが、彼は、オリンピック選手を担当するメンタルトレーナーと最後は準備していました。

その同僚君の周りも、そういう、一瞬に掛けることに特化した状況の人を助ける、メンタルトレーナーにお世話になって、有名なオケに移籍している人が何人かいたそうです。


メンタルトレーニングが、ドイツの全般で少し、流行っているのもあります。


蛇足ですが、オーディションで、ベタブロック(緊張を解くお薬?)を毎回飲んでいる人もいることを書き加えます。特に英語圏の人には多いです。

そして、本番にも飲んでいる人もパラパラいます。

これはこれで、賛否両論です。


日本とドイツは風潮も全く違うでしょうが、何かお役に立てればと、書いてみました。


日本ではオーディションにピアニストを連れて行くことが多いとか?厳しい出費ですよね。




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